お風呂2026.8.26|アクセルライフ

残り湯を洗濯に使う派の人へ
24時間風呂だとどうなるか

24時間風呂のご相談で、必ず聞かれる質問があります。

「うち、残り湯を洗濯に使ってるんですけど。使えなくなりますか?」

もっともな疑問です。毎日の節水習慣ですから、そこが崩れるなら考え直したい——という判断は当然だと思います。

結論から書くと、習慣そのものは変わります。ただ、水の使用量では損にならないことが多いです。順に説明します。

そもそも、残り湯の洗濯はどれくらい節水になるのか

まず現状を数字で見ます。

洗濯機の使用水量は機種によりますが、縦型で1回あたりおよそ100〜150リットル。ドラム式なら60〜80リットル程度です。このうち「洗い」の工程に残り湯を使うと、1回あたり30〜50リットルほど節約できると言われます。

毎日使えば、月あたり900〜1,500リットル。年間では11〜18トンになります。決して小さくない量です。

ただし、実際には毎日使えているご家庭は少ないようです。「朝には冷めている」「汲むのが面倒」「すすぎには使えない」——結果として週に数回、という方が多い印象です。

24時間風呂だと、何が変わるのか

正直にお伝えします。残り湯を洗濯に使う習慣は、なくなります。

理由は単純で、24時間風呂は湯を捨てない仕組みだからです。ろ過・殺菌しながら設定温度を保ち続けるので、翌日も同じ湯に入ります。「残り湯」という状態が発生しません。

湯の張り替えは、バスポカの場合月に1回程度が目安です。その1回のときには、もちろん洗濯に使っていただけます。ただ、毎日の習慣としては成立しなくなります。

つまり、「毎日30〜50リットルを洗濯に回す」という節水は失われます。ここは事実としてお伝えしておきます。

水の量で比べると、どちらが得なのか

ここが本題です。失うものと得るものを、水の量で並べてみます。

残り湯 洗濯派
毎日 湯を張り替え
24時間風呂
月1回 張り替え
浴槽に使う水
200Lの浴槽で計算
年間 約73トン
200L×365日
年間 約2.4トン
200L×12回
洗濯への転用年間 約11〜18トン
毎日使えた場合
年間 約0.2トン
張り替え時のみ
実質の水使用量約55〜62トン約2.2トン

残り湯を毎日きっちり洗濯に回しても、浴槽を毎日張り替える水量のほうが圧倒的に大きいという計算になります。

「残り湯を使う節水」は、毎日湯を捨てる前提での節水です。そもそも捨てなければ、その前提自体がなくなります。

失うもの:年間11〜18トンの洗濯転用
減るもの:年間約70トンの浴槽用の水

もちろんこれは水量だけの比較です。24時間風呂は電気代がかかりますし、ろ過材・殺菌灯の交換費用も必要です。総合的な光熱費の話は別記事にまとめています。

今日からできること

機器の検討とは別に、いまの残り湯の使い方を見直せる点があります。

「残り湯を使うのが面倒で、結局週2回くらい」という場合、その手間に見合っているかを一度計算してみるのもおすすめです。

まとめ

ご家庭の洗濯機の使用水量と入浴回数から、実際の金額を計算できます。「損になるなら要らない」という判断も含めて、お気軽にご相談ください。

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平 信志
筆者:平 信志(たいら しんじ)
柔道整復師(国家資格)。整形外科クリニックにて約16年、施術とリハビリに従事。現在は三和株式会社の正規代理店「アクセルライフ」として、福岡市を拠点に電解水素水整水器「還元粋」、24時間循環風呂「バスポカEX」などを取り扱う。福岡を中心に、水の勉強会や飲み比べ体験を実施しています。
※本記事の水量は一般的な条件による試算です。浴槽の容量、洗濯機の機種、ご家庭の使用状況により実際の数値は異なります。
※残り湯の洗濯利用については、洗濯機メーカーの取扱説明書をご確認ください。機種により使用できない場合があります。
※バスポカは疾病の予防・治療を目的とした機器ではありません。ろ過材・紫外線殺菌灯の交換、配管洗浄が必要です。指定された入浴剤以外は使用できません。
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